この住宅は、バス停の前にある2世帯住宅である。 1階は駐車スペースとギャラリー、奥には彫刻家である施主のアトリエがあり、2階のブリッジで結ばれている。 2階は親世帯の住居、3階は子世帯の住居であり、バルコニーやテラスが配置されている。 外観は、無機的なガルバリウム鋼板とサイディングボードで覆われており、帯状に設けられた手摺・庇はバス通りからの遮音・遮光の役目を果たしている。 内部は、施主所有の阿蘇南郷からスギ、ヒノキを内装材として用い、外観とは全く異なった印象となっている。 バス停前の滞留空間は、将来ギャラリーも含めたポケットパークになるよう期待している。 |